南部地方えんぶり 2020

えんぶり強化月間の 2月に突入しました。
曜日固定で開催している自治体、日付固定で開催している自治体と様々ですが、毎週のようにどこかでえんぶり公演が行われています。
中でも南部地方えんぶりは、毎年ほぼ第二週?の土日固定で南部町にて開催されており、近場である事、日程的に通いやすい事、友人が参加していて応援したい事、そして旧い町並や背景の山並みの写り具合が良い事などで、カメラを趣味にしてから十数年通い詰めているえんぶりです。
逆に日付固定で開催している八戸えんぶりは、今年は全日平日開催に当たってしまい、ちょっと行きづらい年廻りですかね。

さて、えんぶりの起源は諸説あるようですが、南部光行が糠部に入った鎌倉時代初頭、農民の藤九郎が農具で踊ったのが起源と云われているようです。明治初期に一旦禁止されますが、その後復活し現在に至ります。
そもそも初代の南部光行は本当に糠部に来ていたのか?なんて事を考えると話がややこしくなって参りますので、八戸を中心にざっと800年以上の伝統があり現在も踊り継がれている郷土芸能という捉え方でよろしいかと思われます。


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令和の時代初の南部地方えんぶりには、南部町内から8組、八戸えんぶりからのゲスト1組、合計9組のえんぶり組が参加して豊作祈願の摺りを披露してくれました。
ちらと聞きかじった話では現在えんぶり組は33組あるそうです。(聞きかじりなので裏付けは取れておりません。)
過疎化や少子化など、地方の御多分に漏れず色々あって活動を見合わせた組もあるようですけれど、9/33組が南部町で観られるのですから、なかなかのものですよ。

土日開催の南部地方えんぶりですが、土曜の午前は9組が集う奉納から一斉摺りまでを観られて、人気のある時間帯。では時系列に沿って写真多めで紹介していきましょう。



奉納えんぶり 8:30〜

朝方の剣吉諏訪神社への奉納から始まります。
儀式の後に権現舞が奉納されます。

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えんぶりには何番札という札順があるのですが、ここ剣吉諏訪神社さまへの奉納は、地元の剣吉えんぶり組が一番札固定のようです。
剣吉えんぶり組の奉納えんぶりが行われます。

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各組がご挨拶に石段をあがり、奉納を済ませます。

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えんぶり行列 10:00前後〜

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剣吉の町を各組が行列。所々で摺りを披露しながら練り歩きます。

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ここで町並みと写真を撮るもよし、今年の贔屓のえんぶり組に目星をつけるもよしですね。







開会セレモニー 10:45〜

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一斉摺り会場である南部芸能伝承館前屋外広場に集まり、セレモニー開会。お祝いの御言葉をいただきます。






ながえんぶり披露 11:00〜

えんぶりには2系統の摺りがある。
古い型といわれゆったりした動きで優雅な「ながえんぶり」と、速い動きで勇壮華麗な型の「どうさいえんぶり」南部町のえんぶり組は全てどうさいえんぶり。

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なのでここ数年は、八戸えんぶりから招待したながえんぶりの組が、まず摺りを披露するのが定着してきた模様。
今年は階上町平内えんぶり組によるどうさいえんぶりの披露が行われました。


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えんぶり一斉摺り 11:20〜12:00

参加全9組のえんぶり組による一斉摺り。

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これが一箇所で観られるので、贔屓の組をじっくり観たり、同じ演目をいくつかの組で比べて観たりと、とても見応えがあり時間があっという間に過ぎる程。

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まあ、南部地方えんぶりの見どころ・醍醐味の1つですな。

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土曜の午後から日曜にかけては、門付けに回る組、各施設で披露する組、それぞれに町内に分散していきます。1箇所観てきましたが、それはまた別建で記事にしていきますので、南部地方えんぶり記事編ではここまで。


えんぶり組の皆様、関係者の皆様、有難うございます。







あ、そうそう、動画も載せておきましょう。


YouTubeに飛んで大きい画面で見たほうが、より見やすいですよ。



という事で、南部地方えんぶり 2020でした。
ではまた!

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